韓国籍の方の相続

● 韓国籍の方が日本でお亡くなりになられた場合、相続手続きをどのようにすれば良いか問題になります。
 特に、日本で生まれて日本で育った特別永住者の方の相続の場合でも、韓国の法律に従うことになるのでしょうか?

適用される法律

● 外国国籍の方についてどこの法律が適用されるかは、日本の法律である「法の適用に関する通則法」により定められています。

 「法の適用に関する通則法(日本)」
  第36条(相続)
   相続は、被相続人の本国法による。
  第41条(反致)
   当事者の本国法によるべき場合において、その国の法に従えば日本法によるべき
   ときは、日本法による。
   ただし、第二十五条(第二十六条第一項及び第二十七条において準用する場合を
   含む。)又は第三十二条の規定により当事者の本国法によるべき場合は、この限
   りでない。

● 日本の「法の適用に関する通則法」により被相続人の本国法によると定められているため、韓国の本国法を確認します。

 「大韓民国国際私法」
  第49条(相続)
   @相続は、死亡当時被相続人の本国法による。

● 韓国の本国法「大韓民国国際私法」によっても被相続人の死亡当時の本国法によると定められているため、日本生まれの韓国籍の方がお亡くなりになった際に適用する法律は「大韓民国民法」ということになります。

● 「大韓民国民法」は、法定相続人の範囲や法定相続の割合や代襲相続人の範囲などで日本の民法と違いがあるため注意が必要です。